校長あいさつ 1学期終業式より

 今年の1学期は、さまざまな制約はあったものの、新型コロナウイルス感染に気を付けながら、通常の学校生活を送ることができました。できる範囲の中であっても、皆さんが学校生活をがんばってくれたことを嬉しく思います。そんな1学期のまとめとして、今日は通知表をもらう日です。通知表を見ながら、1学期の自分の学校生活について反省する日としてほしいと思っています。4月から学年が新しくなり、気分を一新して取り組んだ結果が渡されます。私も、事前に皆さんの通知表に目を通しました。多くの人が力を付け、通知表に成果として表れているところを見ました。成績がよくなっている人、がんばった人がたくさんいるなあと感じました。コロナ禍であっても、よくがんばったと褒めてあげたいです。きっと結果がよかった皆さんは、与えられた自分の時間を計画的に活用した成果であろうと思っています。同じように授業やテストを受け、提出物を出し、レポートや作品を提出してきたはずです。先生たちも同じ基準で成績を付けていますが、思ってもいなかった成績が付いてしまっている人は、何かが不足していたのでしょう。この夏休みは、その不足していたものを見つけ、取り返す機会としてください。手遅れはありません。

 そこで、明日からの夏休み、皆さんには「自律」を考えて42日間を過ごしてもらいたいと思います。学校で今学んでいることは、皆さんがこの社会の中で「自立」していくことができるようにするためです。「自立」とは、他の助けなしに自分1人の力だけで物事を行うこと。簡単に言えば、独り立ちするということです。「自立」のためには、「自律」が必要となります。「自律」は、自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制するということです。自分の計画を自分に厳しく実行するということです。学校で学習しているときは、ある程度学校で決まっている学習計画に合わせて学習を進めなければなりません。全員に同じように学習の機会が与えられるようにするためです。得意なところは減らし、苦手なところを多くするというようなことはなかなかできません。しかし、人には得意なことや苦手なことがあります。今日の通知表を参考にして、苦手教科の学習を多めにする、自分なりの計画が必要です。「自立」するために「自律」した生活を送ってほしい。チャレンジしてほしい。そう思っています。今話したことと同じ内容が、各学年の学年通信にも書かれています。どの先生方も、皆さんが計画的な生活を送ってほしいと願っています。これは、宿題を計画的に進めるというだけでなく、さらに一歩踏み込んで自分の苦手なことへもチャレンジして苦手を克服してほしいと願っていることの表れでもあります。「自律」できた夏休みを過ごすことで、充実した夏休みを過ごしたことになり、2学期からの飛躍につながるものと思っています。

 最後になりますが、休み中は家庭で過ごす時間が増えます。最近のコロナウイルス感染は、家庭内感染の割合が増えてきています。今まで以上に感染対策を行い、安全に過ごしてください。そして、また9月に元気な姿でこの体育館に集えることを願っています。            

令和3年7月20日

知多市立東部中学校長 山下 和仁