校長あいさつ

今日、皆さんが学校へ登校し、元気な姿を見ることができ、私は本当に嬉しく思っています。今日、学校へ登校することが楽しみで仕方ないという人は、そう多くはなかったと思いますが、気持ちを切り替え、この始業式へ出席しているみなさん本当に偉いなあと思っています。

随分前のことのように思えますが、夏の大会お疲れ様でした。多くの部活が入賞という成績としては表れませんでしたが、各種大会やコンクールでみなさんの活躍する姿は立派でした。応援をしながら、ひたむきでさわやかな印象と熱い気持ちを感じさせてもらいました。それぞれに収穫の多かった夏休みだったと思います。

さて、夏休みの日本の風物詩、高校野球 甲子園での一幕です。ネットでも報じられていましたので見た人もいるかもしれません。「8月18日準々決勝のこと、試合も終盤、七回の場面で、2年生投手が、酷暑により投球中に右手首をつりかけるアクシデントが発生した。投手の異変に気付いたのは、対戦相手の一人の選手だった。この選手は、自分が飲むために用意していたスポーツドリンク入りのコップを持って、マウンドへかけ寄り、相手投手に差し出しことばを交わした。敵や味方という立場を感じさせないフェアプレーに、スタンドから拍手が起こった。対戦中は敵同士だが、同じ野球というスポーツを愛する者同士、高校球児たちのやり取りに、ネット上では称賛の声が上がった。」と記されていました。私はこのとき選手は「自分たちも、相手も全力で戦いたい。全力を出し切って認め合いたい。」そう思っていたのではないでしょうか。素晴らしい光景を見せてもらったと思いました。

さて、2学期が始まります。この2学期は 秋華祭、合唱コンクール 色別の対抗で競い合う行事がたくさんあります。応援合戦の演舞を考えたり、応援旗を作成したり、夏休みの後半にはもう学校が始まっているのではないかと思えるほど、3年生は頑張っていました。競い合う以上、勝負にこだわるのは当然のことです。ただ、勝敗以上に大切にしてもらいたいことがあります。それは、共に競い合う中で、相手の「頑張ったところ」、「立派だなあと思えること」に気づき、それを認め合い、大切にし合って、自らも成長してほしいということです。

東部中学校が、色別の団ごとに競い合っているのは、自分たちだけでなく、他の団の優れたところも認めながら、互いに切磋琢磨し、自分たちをより高めていこうという、本校スローガン「認め合おう 高め合おう 繋がろう」の具現化の一つの取り組みだと思っています。ぜひ、2学期は様々な行事を通して、他の人の良さ、頑張りを再発見し、自らを高めて欲しいと思います。そうやって、東部中学校全体で素晴らしい学校を作っていきたいと思っています。みなさんが互いに認め合い、高め合うことで、東部中学校全体がますます素晴らしい学校になると思っています。

最後に、この2学期、3年生は部活動が一段落(いちだんらく)つき、受験に向けた学習主体の生活へ、2年生は、部活動など3年生のあとを次いで学校の中心という自覚ある生活へ、1年生は学校生活にも慣れ、様々な活動を深化させる生活へと、変化を求められる学期でもあります。新しいことが始まれば、新しい不安もたくさん出てくるものです。これは、誰にでも起こることで、あなたたちだけが苦しいわけではありません。みんな、悩み苦しみながらも歩んできた道です。不安があれば、家族や先生、先輩、友人などへ相談することで心の負担を減らすことができると思います。充実した2学期となることを願って2学期初めの挨拶とします。

令和元年9月2日

東部中学校長 山下 和仁